女優でモデルの杏さんが運営するYouTubeチャンネル「杏/anne TOKYO」で紹介された内容になります。「八重洲ブックセンター」100万冊の中から杏さんが今欲しい作品を選びます。
漫画
SPY × FAMILY ( 5~9巻)
名門校潜入のために「家族」を作れと命じられた凄腕スパイの〈黄昏〉。だが、彼が出会った“娘”は心を読む超能力者!“妻”は暗殺者で!?互いに正体を隠した仮初め家族が、受験と世界の危機に立ち向かう痛快ホームコメディ
著者 | 遠藤達哉 |
出版社 | 集英社 |
価格 | ¥502 |
戦争は女の顔をしていない
第二次世界大戦の真実を明らかにする……「一言で言えば、ここに書かれているのはあの戦争ではない」……500人以上の従軍女性を取材し、その内容から出版を拒否され続けた、ノーベル文学賞受賞作家の主著。『狼と香辛料』小梅けいとによるコミカライズ。
作者 | 小梅 けいと |
出版社 | KADOKAWA |
価格 | ¥1,100 |
カッラフルなエッップリディ
生きるってバカバカしくて愛おしい!!泣くほど笑えるコミックエッセイ生きるってバカバカしくて愛おしい!!「アホな小学生が学校にマニキュアしていったら…」「はじめてワキ毛が生えた話」「メロンパンフルスイングするフィリピンの母ちゃん」「親戚のお子と恐怖のお人形ごっこ」など、幼少期の思い出や日常の気まぐれなエピソードをカラフルに、へたくそだけど伸び伸びと明るく描く!Twitterで次々とバズっている彗星のごときニュースターの爆笑コミックエッセイ。※もう長いこと涙を流して笑っていない人にオススメです。
作者 | むめい |
出版社 | KADOKAWA |
価格 | ¥1,265 |
画集
川瀬巴水作品集 (増補改訂版)
2013年の初刷以来11刷を重ねた『川瀬巴水作品集』に、巴水の精巧な版画技術を拡大画面で楽しめる迫力の巻頭グラビア「巴水と旅」を増補、さらに傑作の誉れ高い《東京二十景》全20点を掲載。巴水の主要な作品はほぼ網羅、全掲載作品の索引(英訳タイトル付)も追加され、さらに多くの方に楽しんでいただける巴水入門の決定版。
作者 | 清水 久男 |
出版社 | 東京美術; 増補改訂版 |
価格 | ¥3,520 |
語学
パリのヴァカンスのフランス語ノート
好評既刊『パリの幼稚園のフランス語ノート』の姉妹編。パリっ子の人生に欠かせないヴァカンスについて、パリ在住の日本人ママンが、豊富な写真とともにおしゃれに紹介。ヴァカンスならではのフランス語表現、掲示物や看板のフランス語表記なども盛り込み、「フランス人のヴァカンス気分」を満喫できます。子どもたちにヴァカンスの楽しみ方を教える幼稚園のプリントや、旅路での小さなゲームなど、現地ならではのワクワク感を盛り上げるヴァカンスノートに仕上げました。豊富なヴィジュアルでフランスの四季を感じながら、生活に密着したフランス語を楽しめる1冊です。
作者 | 森田 けいこ |
出版社 | 三修社 |
価格 | ¥1,760 |
小説
つむじ風食堂の夜
懐かしい町「月舟町」の十字路の角にある、ちょっと風変わりなつむじ風食堂。無口な店主、月舟アパートメントに住んでいる「雨降り先生」、古本屋の「デニーロの親方」、イルクーツクに行きたい果物屋主人、不思議な帽子屋・桜田さん、背の高い舞台女優・奈々津さん。食堂に集う人々が織りなす、懐かしくも清々しい物語。クラフト・エヴィング商會の物語作家による長編小説。
作者 | 吉田篤弘 |
出版社 | 筑摩書房 |
価格 | ¥638 |
ことばの食卓
なにげない日常の光景やキャラメル、枇杷など、食べものに関する昔の記憶と思い出を感性豊かな文章で綴ったエッセイ集。
作者 | 武田百合子 |
出版社 | 筑摩書房 |
価格 | ¥704 |
終わらざる夏(上・中・下)
戦況も敗色濃厚な昭和20年夏、3人の男に召集令状が舞い込み、北の孤島へ。45歳の片岡。4度目の召集となる歴戦の兵・鬼熊。若き医学生・菊池…。戦争の理不尽を重層的に描く渾身の長編。
作者 | 浅田次郎 |
出版社 | 集英社 |
価格 | ¥2,442 |
クマにあったらどうするか
クマと遭遇したとき、人間は生き延びるために何をすればいいのか。死んだふり、木に登る、リュックを置いて逃げるといった、巷に流れる俗説は有効なのか?「クマは師匠」と言うアイヌ民族最後の狩人が、アイヌの知恵と自身の経験から導き出した、超実践的クマ対処法を伝授。クマの本当の姿を知ることで、人間とクマの目指すべき共存の形が見えてくる。
作者 | 姉崎等 片山龍峯 |
出版社 | 筑摩書房 |
価格 | ¥924 |
戦士の賦 土方歳三の生と死 (上・下)
知られざる実像に迫る巨編幕末激動の時代に己の意地と誠を貫いた男の壮烈な生涯。大きな活字で読みやすい不朽の名作幕府の浪士新徴に応じて、土方歳三は近藤勇、沖田総司らとともに京に上り、新選組を結成した。尊攘・佐幕両派が入り乱れ騒然としていた京の巷で、不逞浪士を相手に血刃をふるう新選組の武名は、池田屋の変、蛤御門の変などの活躍で天下に響きわたった。土方は副長として近藤を助け、隊内を鉄の規律で統制してゆく──。
作者 | 三好徹 |
出版社 | 集英社 |
価格 | ¥979 |
オランダ宿の娘
日本とオランダの懸け橋に。“長崎屋”の娘、るんと美鶴は、江戸参府の商館長が自分たちの宿に泊まるのを誇りにしていた。そんな二人が出逢った、日蘭の血をひく青年、丈吉。彼はかつて宿の危機を救った恩人の息子だった。姉妹は丈吉と心を深く通わせるが、回船問屋での殺しの現場に居合わせた彼の身に危険がふりかかる…「シーボルト事件」などの史実を題材に、困難な中でも想いを貫いた姉妹の姿を描く歴史小説の傑作。
作者 | 葉室麟 ヤマモトマサアキ(イラスト) |
出版社 | 早川書房 |
価格 | ¥836 |
ノモレ
100年以上前のこと。南米アマゾンの深い森に、無数のゴム農園があった。当時ゴムは「黒い黄金」と呼ばれ、採れば採るだけ莫大な儲けの出る魔法の樹液だった。入植者の白人たちは、ゴムの木が群生する場所をみつけるのがうまかった裸の先住民を捕まえ、奴隷化した。先住民であるイネ族の男5人は非道の扱いに耐えかね、パトロンを殺し、仲間と共に森へ逃げた。故郷まで逃げる途中、追っ手が近くまで迫ってきた。全滅を避けるため、故郷での再会を約束して二手に分かれて逃げ、そのまま二度と会うことはなかった。人知れぬ密林の中で、別れの記憶と再会の願いが静かに語り継がれていった。「森で別れた仲間(ノモレ)に会いたい。息子たちよ、友(ノモレ)を探してくれ」―――。そして時が過ぎた。イネ族の若きリーダー、ロメウは、ペルー政府にアマゾンの川岸に突如現れたイゾラド(文明と未接触の先住民)との折衝を依頼される。川岸につくと二人の男が対岸に立ち、こちらを見ていた。その言葉を掛けて返事が来たら味方、来なかったら敵。ロメウは笑顔を作って叫んだ。「ノモレ!ノモレ!」果たしてイゾラドは生き別れた仲間(ノモレ)の子孫なのか。NHKスペシャル「大アマゾン最後のイゾラド」書籍化。
作者 | 国分拓 |
出版社 | 新潮社 |
価格 | ¥737 |
歴史
100年前から見た21世紀の日本
長時間労働、政治家の資質低下、教師による体罰、女性差別、フェイクニュースの氾濫、なりすまし詐欺、若者の活字離れ……。いずれも、昨今注目されているテーマである。現在の日本社会が抱える問題として、その解決が求められていることは言うまでもない。ただ、これらは決して「現在」という枠に収まるテーマではないことも事実である。実際、右記のテーマは、100年前の日本でも議論されており、その解決の必要性が叫ばれていたのだ。本書は、現在の日本を歴史的視点から捉え直すことを目的としている。その際に視座を置いたのが100年前、すなわち大正時代である。日本の近代について、明治から大正、昭和へと至る時代の移り変わりを、大雑把に「混乱期」から「発展期」、そして「安定期」への移行と捉えると、終戦から今日までの流れも同じように映る。漠然とした見方ではあるが、ここで言う安定期が今日の日本、そして約100年前の日本に相当する。本書では、「安定期」という同じ歴史的局面にあたる二つの時代を対比させながら、現在の日本が抱えるさまざまな課題について考えていく。その手掛かりとして用いたのが、100年前の論者が遺した言葉である。彼らの言葉は100年後を生きる我々を意識して述べられたものではないが、本書ではそれらを現代人に向けたメッセージとして読み取っていく。そして、その言葉が発せられた当時の時代背景を現在に重ね合わせながら、各テーマについて考察していく。さらに、この100年で何が変わり、何が変わっていないのか。その変化はなぜ起きたのか、あるいはなぜ変化しなかったのか。そうした時代の推移にも着目することで、先人らの言葉をより価値あるものとして蘇生させていく。本書を読むことで、現代日本をより立体的に捉えるための重要な視点を得ることができるだろう。
作者 | 大倉幸宏 |
出版社 | 新評論 |
価格 | ¥2,200 |
沖縄戦の子どもたち
太平洋戦争末期の沖縄で、激しい地上戦に巻き込まれた少年少女たち。少年兵・学徒隊や補助看護隊への動員、学童疎開船・対馬丸の撃沈、「集団自決」など過酷な戦禍に苛まれ、生き残った者も戦争孤児となるなど、人生を大きく狂わされた。大人の巻き添えにされた彼らの体験や視点を通して、二度と戦争を起こさないために何ができるのかを考える。
作者 | 川満 彰 |
出版社 | 吉川弘文館 |
価格 | ¥1,870 |
歴史人口学で見た
コンピューターを駆使してこれまで打ち捨てられてきた「宗門改帳」などの人口史料を分析し、人口の観点から歴史を見直そうとするのが歴史人口学。その第一人者である著者の精緻な研究から、近世庶民の家族の姿・暮しぶりがくっきり浮かび上がってきた。例えば、江戸時代の美濃のある村では結婚数年での離婚が多く、出稼ぎから戻らない人も結構いた、十七世紀の諏訪では核家族が増えて人口爆発が起こった、などなど。知られざる刮目の近世像である。
作者 | 速水融 |
出版社 | 文藝春秋 |
価格 | ¥207 |